ご覧いただきありがとうございます。
現在、サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアとして働き、副業としてWordPressサーバーに関連する記事を執筆している「はや」と申します。
WordPressブログを始めるにあたって、まずどこのサーバーを借りればいいか調べると思います。
すると、多くのブログや解説サイトなどでエックスサーバーがおすすめされていることに気づくと思います。

ピンとこない理由のひとつとして「他のサーバー会社でもできるようなこと」がメリットとして挙げられているから。
仮にわかったとしてもエックスサーバーは料金(初期費用が3,000円)が高い。
「本当にエックスサーバーって良いのか?」そのように疑念が湧いてらっしゃいませんか?
結論から言うとエックスサーバーは本当におすすめできるサーバーです。

筆者について
安いレンタルサーバー屋が安いのは見えないところのお金を削っているから
安いレンタルサーバーについてなぜ安いのか3つの視点でお話します。
安いサーバーはなぜ安いか?
エックスサーバーもその他の安いレンタルサーバーも機能やできる事は一見あんまり変わらないです。
安いレンタルサーバーでも普通にWordpressをインストールして普通にブログを公開することができます。
もちろん速度が速い遅いと言う事はあります。
ただ安くても速いサーバーはありますし、そこまで劇的に違うかっていうとそんなこともありません。
では一体なぜエックスサーバーは他のサーバーに比べて料金が高いのでしょうか?
- 経営者の人がお金をたくさんもらっているから?
- 機能とは何にも関係ないブランド価値で高くなっているだけ?
安い物は必ずどこかのコストが削減されている
これはサーバーに限らず住宅でも家電製品でも食べ物でもなんでもそうですが、安い製品というのは必ずどこかの部分の材料費を安くしています。
全部最高の材料を使っているのに販売価格が安いということはありえないです。
では安い製品を作っている企業がどの部分の材料を安くするかと言うと、
- お客さんが普段あまり気にしない部分
- お客さんから見えにくい部分
- お客さんの購買意欲と関係ない部分
このような部分の材料費を下げるわけです。

お客さんが家を買うときは南向きかとか内装のオシャレさとか間取りとかキッチンにディスポーザーが付いているかとかそんなことばっかり気にするので、お客さんから見えにくい部分をケチってもあまり売れ行きに影響はないというわけです。
安いサーバー屋がどの部分のコストを犠牲にしているか
ではサーバーの場合、安いサーバー屋がどこを犠牲にしているのでしょうか?パッと思いつくのは以下のような部分です。
- セキュリティ
- 実際の稼働率(安定性)
- データのバックアップ体制
- 保守スタッフやサポートスタッフの人件費
- 1台のサーバーに大量のユーザーを詰め込む
セキュリティや稼働率というのはユーザーが普段はあまり気にしない部分ですね。
申し込みサイトに「WAF使えます」とか「稼働率99.99%保証」とか書いていればみんな安心して契約します。
でも、実際に穴の無い運用体制になっているかどうかはユーザーからは見えない部分です。
例えば稼働率というのはサーバーが稼働している時間を元に計算されますので、アクセスが集中してしまって表示されるのに10秒かかるという状態でも「稼働状態」に入れて計算されます。
でも表示するのに10秒かかるサイトはほぼ使い物になりません。
エックスサーバーが高い理由は見えにくいところにもお金をかけているから
エックスサーバーがなぜ高いにも契約数が依然として増えているのか5つの視点でお話しします。
エックスサーバーの品質や評判について詳しく知りたい場合は「 エックスサーバーの評判をレビュー。人気の理由を徹底解説【クチコミ】」をご覧ください。
エックスサーバーの実績を見るとわかる
エックスサーバーは2004年の創業以来、17年間に渡ってサーバーの提供をしてきましたが、その間、大きな事故を1回も起こしていません。
安いサーバーの会社は海外からハッキングされたりウイルスの踏み台にされたりという事件も聞きますが、エックスサーバーはそのような大規模な事件が1回もありません。

これはとんでもないことです。
運営年数と利用者がそれだけ多いということはそれだけの試行回数をこなしているのと同じなのです。
その膨大な試行回数に晒されながらも1回も事故を起こさずに耐えているのがエックスサーバーなのです。
「何も起こらない」というメリットはわかりにくい
エックスサーバーの最大のメリットとは「何も起こらない」ということなのです。
これは非常に地味でわかりにくいのですが最強のメリットです。
人間は何かが起こったときにメリットやデメリットを認識するものであり、何も起こらない場合はそもそもメリットが存在していることすら気づかないからです。
だからネットの口コミや評判にもこのようなメリットは99%以上登場しません。

これはすごい大事なのでもう一度言いますが「エックスサーバーの最大のメリットとは「何も起こらない」ということ」なのです。
サーバーにおいて最も大事な要素は事故が起きないということ
サーバーにおいて最も大事な要素とは、いつでも誰でも素早くホームページにアクセスができるということです。
仮にあなたのサイトが1日に2,400人のアクセスがあるとしましょう。
この場合、1時間サーバーがダウンしただけで、100人のお客さんがサイトを見られずに帰ってしまいます。
閉鎖したと勘違いして二度と来なくなるお客さんもいるかもしれません。
仮に1日24,000円の収益があるとしたら、サーバーが1時間ダウンするだけで、あなたは1,000円損するのです。
丸1日ダウンしたら24,000円の損です。
また、中にはダウンから復旧できずにそのままデータが消失してしまう事故を起こしたサーバー屋もあります。
その場合、あなたが苦労して作った収益の仕組みが綺麗サッパリ消えてしまいます…。
昨日まで月に72万円の収入があったのに、今日からいっぺんに無収入になってしまうのです。
中には稼働率の保証を謳っているサーバー屋もありますが、多くの場合利用料金の一部が返金されるだけで、ブログ収益の機会損失までは補償されません。
よって、謳っている稼働率の数字や返金保証の内容だけではなく「今までに事故を起こしたか」という実績から運用体制を判断する必要があるのです。
エックスサーバーの悪評は極めて少ない
世の中には様々な口コミがあり、エックスサーバーについてもたくさんの口コミがあります。
当然、中には少数ではありますが悪い口コミもあります。
しかしながら、悪い口コミの大部分は金額が高いと言ったことであり、サーバーの品質についての悪評はほとんどありません。

金額の安さというのはメリットではありますが、それは見えにくいところの品質を犠牲にしており、万が一のときにその犠牲の影響が表に出てくるということです。
そのときに後悔しても遅いのです。
まとめ:ブログ運営で損をしたくないならエックスサーバー
この記事では、エックスサーバーの料金が高いにも関わらずなぜ人気なのか書きました。
たくさんの収益を上げているプロの運営者ほどエックスサーバーを利用していますし、勧める理由もわかったと思います。
改めて理由を書くと、そのようなプロの運営者はすでに作り上げている収益の仕組みを守るためにサーバーの安定性を最大限に重視するからです。
これは初心者の方についても同じことが言えます。
ブログを始めたばかりのころは収益があまり出ない中で記事を書き続けなければなりませんので、かなりしんどい作業になります。
そんな中でサーバーの事故が頻繁に起こると著しくモチベーションが下がり、そのまま辞めてしまうことになるでしょう。

※ちなみに2020年12月末に某企業の運営するサーバーが1時間ほどダウンしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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