Xserver VPSはあらたに「Xserver for Game」のサービスを開始。6/9まで月額料金が最大で20%引き。
これまで、エックスサーバーでMinecraft(マインクラフト)のマルチサーバーを立ち上げたいと思っても、VPSサービス自体がなかったため、Xserver以外のVPSを利用する必要がありました。
これからはエックスサーバーが展開する高性能なXserver VPSを使って、ワンクリックで簡単にマイクラのマルチサーバーを立てることができるようになります。
1.19.3に完全対応!
Xserver VPSのマイクラマルチサーバーは最新の1.19.3に対応し、当記事でも1.19.3に対応した作成方法、MOD導入方法(黄昏の森を例)を記載しています。Forgeにrun.shがない場合の手動インストール方法も書いていますよ。
Xserver VPSを使ったマイクラサーバーの立ち上げはかなり簡単で驚きました。実質申し込みするだけ。
ちなみにマイクラのマルチサーバーの種類と役割は下記の通り。緑色は本記事対象。
種類 | 目的・注意点 |
統合版 |
|
Java版 |
|
Realm版 |
|
この記事では申し込み方法からMODを導入してMODサーバーへ入ってマルチプレイで遊ぶ手順までを完全ガイドとしてご紹介しています。
今回あらたにXserver VPSを使ってみましたが動作が桁違いに軽く本当にオンラインなの?!と驚くほどでした。
この記事では最新の1.19.3に対応しています。
VPSの設定は難しそうで「自分には無理」と感じるかもしれませんが、この記事を真似れば人気のMOD「黄昏の森(トワイライトフォレスト)」で遊ぶことができます。超楽しいのでぜひ挑戦してみてください。
影MODを入れる方法も併せてご紹介!
この記事を書いている人
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- 子どもたちと遊ぶもよし!
- フレンドと夜中まで遊ぶもよし!
- 協力プレイであんなことも!
画像のとおり真似をすればマルチプレイが可能。ぜひ楽しさを増やしてみてください。
Xserver VPSでMinecraftのマルチサーバーを立てるなら統合版・Java版どっち?
マイクラサーバーには2種類のモードが存在します。
- 統合版
- Java版
2種類の説明の前にそもそもなんでマルチサーバーを立てる必要があるのかまずは知っておきましょう。
マイクラのマルチサーバーって何をするもの?
例えばあなたが友人・知人などほかの人とマイクラを遊びたい!(遊ぶことになった!)とき、同じ世界に二人のプレイヤーが降り立たなければなりません。
でも、個人のパソコンやゲーム機が近くにあったりネットにつながっていればOKというわけではありません。これはSNSなどでも同じことが言えます。
パソコンやスマホ、ゲーム機など友達同士で繋がっている場合でも実際には直接つながっているわけではなくインターネットを通じて「サーバー」と呼ばれるものを通って友達とつながっています。
マイクラも仕組みは同じで「サーバー」が必要になります。これが一般的にマルチサーバーと呼ばれるものです。
マイクラのマルチサーバーは不特定多数の人に公開しているマルチサーバーもあります。不特定多数の人がいても良い!とお考えならXserver VPSを使ってマルチサーバーを立てる必要はありません。
逆に友人・知人だけとマルチサーバーで遊びたい!ならXserver VPSを使ってマルチサーバーを立てる必要があります。
Xserver VPSを使ってマルチサーバー立てる目的はプライベートなマルチサーバーを立てるところにあります。
VPSは仮想プライベートサーバーという意味
上記を踏まえた上で、次に「統合版」と「Java版」のメリットとデメリットをまとめておきます。
統合版
Minecraft統合版は、Windows、Mac、Linux版マインクラフト、タブレット、スマホをもっている人たちが一緒に遊べるモードです。
PS4/5、Nintendo Switch、Xbox版では遊ぶことができません。
色々なゲーム機器が交わって遊ぶのでクロスプラットフォームとも呼ばれます。
統合版はクロスプラットフォームに対応している点がメリットになります。
デメリットはMODと呼ばれるマインクラフトを遊びつくすモードが使えない点となります。
まとめると…
- メリット:クロスプラットフォームである
- デメリット:MODが使えない
Java版
Java版のメリットはMODが使えるという点です。
マインクラフトの真骨頂ともいえるMODを遊びたくてマイクラサーバーを立てる…!という人が大半でしょう。
デメリットはJavaが動かせるWindows、Mac、Linuxユーザー同士でしか遊べない点です。
まとめると…
- メリット:MODが使って遊びつくせる
- デメリット:Windows、Mac、Linuxユーザーでしか遊べない
それぞれの特徴を知ってうまく遊びたいですね。
【Xserver VPS】Minecraftのマルチサーバーの立て方【Java版】
Xserver VPSの申し込みがまだであれば以下を参考に申し込みをしておきましょう。通販感覚で選んでいくだけですのでとても簡単に申し込めます。
Xserver VPSの料金プラン
月額料金は1ヶ月、12ヶ月、24ヵ月、36ヶ月の4パターンから選べます。長期利用を考えているなら1ヶ月契約よりも12ヶ月以上で契約することで大幅な割引を受けることができます。
プランは6種類と幅広く用意されています。1か月契約の料金。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 1,150円 | 2,200円 | 4,400円 | 9,750円 | 22,100円 | 44,200円 |
12カ月契約以上でグンと料金が下がります。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 900円 | 1,800円 | 3,600円 | 7,800円 | 19,500円 | 39,000円 |
24ヵ月契約の場合
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 870円 | 1,750円 | 3,400円 | 7,500円 | 19,000円 | 38,500円 |
36ヶ月契約の場合
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 830円 | 1,700円 | 3,201円 | 7,200円 | 18,500円 | 38,000円 |
もし短期間での利用なら1ヶ月契約で様子をみていくのもアリ。最低利用期間がありませんので1ヵ月ごとに使い続けるかやめるかの判断ができます。
Xserver VPS公式ではプレイヤーに合わせたプランが紹介されています。2~3人なら2GBプランでも十分遊べますね。家族で遊ぶには十分!
ただMODで遊ぶこと考えると、4GBプラン以上がより安定したマイクラを楽しむことができます。
とはいえ…。プランは後からアップグレードができます。
まずは2GBプランで始めて「モッサリしてそうだな~」「動きが鈍いな」「ディスク容量がたりなくなった…!」と感じてからプランを変えてもまったく遅くはありません。
料金の発生はいつ?
Xserver VPSでは、毎月15日を基準に申し込み月の料金の計算方法が変わります。料金を支払う前に「お支払い詳細」にて確認できます。
基本的には申し込み月は日割り計算となり、本契約は次月からと理解しておいて問題はありません。
2023年1/5~1/15までに申し込んだ場合
1カ月契約の場合、1/5から1/31までの日割り料金となり、有効期限は「2023年1/31」となります。
12カ月契約の場合、1/5から1/31までの期間は日割り料金となり、有効期限は「2023年12/31」となります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
2023/1/16~1/31までに申し込んだ場合
1カ月契約を1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2/28(1カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2023/2/28」になります。
12カ月契約を2023/1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2024/1/31(12カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2024/1/31」になります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
自分がいつから日割り計算になるか(上図の画面)は支払い方法の選択前で簡単に確認ができますので、安心して申し込み画面を進めることができますよ。
他社のVPSと比べてXserver VPSの性能はどう?
Xserver VPSはレンタルサーバーの老舗であり運用ノウハウは桁違い。選んで失敗なし。Xserver VPSは最上級クラスの設備を使っていることでも有名。
ベンチマークを実際に行い性能に嘘はないことも確認しています。
性能が気になる場合は実際にVPS3社の料金プランや最速級と呼ばれているVPSとの処理性能を比較した記事がありますので、そちらをご覧になってXserver VPSを使うか判断してみてはいかがでしょうか。
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Xserver VPSを他社と比較【他社VPSよりも何がスゴイ?】
続きを見る
Xserver VPSの公式サイトで申込む
Xserver VPSの公式サイトへ入りましょう。以下のリンクから移動できます。
Xserver VPSの公式サイトに入りましたらそのまま下へスクロールし「Xserver for Game」をクリックします。
「今すぐお申込み」をクリックします。
新規お申込みを選ぶ
以降、画面のデザイン(主に配色)が違う場合がありますが手順に違いはありません。
初めてXserverのサービスを利用する場合は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
すでにアカウントをお持ちの場合は「ログイン」をクリックしログインするとVPSの申し込み画面へ移動することができます。
会員登録を実施
お客様情報の入力をします。入力完了後画面一番下にある「次へ進む」をクリックします。
登録したメールアドレスへ「メールアドレス確認」が送られてきますので、認証コード(確認コード)をメモします。スマホのメールアドレスの場合はスマホでメールを確認しましょう。
確認コードを入力し「次へ進む」をクリックします。
入力内容を確認し「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。
VPSの申し込み
プラン・契約期間・利用したいサーバー・イメージを選びます。選択完了後「お申込内容を確認する」をクリックします。
ゲームサーバーのお申込みを選び、イメージタイプを選びます。Minecraft統合版かJava版を選べます。MODで遊ぶならJava版です。ちなみに「サーバー名」が必須になっていますが、いじる必要はありません。
- プラン:2GB以上
- 契約期間:1か月、12か月、24か月、36か月
- イメージタイプ:アプリケーション「Minecraft (Java版)」
- rootパスワード:英数字記号を2文字混ぜた9文字以上
申し込み内容を確認し「お支払いへ進む」をクリックします。
支払い方法を選択する
支払方法尾はクレジットカード払いと後払いが選べます。ご都合が良い方を選びましょう。
カード情報を選んだ場合、カード番号情報を入力し「確認画面へ進む」をクリックします。
「支払いをする」をクリックします。
申し込み完了!
下記の画面が確認できましたらXserver VPSの申し込みは完了です。3分~5分ほどで完了できました。
申込が完了するとサーバー設定が開始されます。体感で10分ほどで設定が完了します。
設定完了後の画面
利用期限が表示されればVPSの利用準備は整ったことを示しています。
これでマイクラサーバーは立ち上がりました。イメージタイプを選ぶだけなのでまさにワンクリック立ち上げといえますね。
マイクラサーバーの基本設定をする
マイクラサーバーはイメージをインストールしただけで完成しますが、遊べるまでにやることが3ステップありますので説明していきます。
- OS状態を最新にする
- 接続許可ポートの設定
- マインクラフトの世界設定
OSを最新状態にしておく
初回起動時はOSを最新の状態に保つためにアップグレードを実施しておきます。コンソールをクリックします。
コンソールに入るとコマンド入力待ちの状態になっていますので、rootと入力し、続いてrootパスワードを入力します。
パスワード入力中は画面に何も表示されませんがキーを入力は受け付けています。
「apt upgrade」と入力します。「apt list --upgradable」と入力することでアップデートファイルの確認ができますが、「apt upgrade」を実行すればすぐにアップグレードされます。
「Y」を入力します。大文字のYですのでご注意ください。
アップグレードが始まります。
下記の画面が表示された場合は「エンターキー」を入力します。
「N」キーを入力して続行します。
プロンプト(下記画像の赤線部分)が表示されればアップグレードは完了です。
接続許可ポートの設定
マインクラフトは接続許可ポートをすべて許可しておく必要があります。
マインクラフトマネージャーを起動し世界設定を行う
VPS管理パネルからマインクラフトマネージャーを起動します。
ユーザー名に「root」、パスワードに「rootパスワード」を入力します。
マインクラフトマネージャーにログインするためのrootパスワードはメールで送られてきます。
メールが確認できない場合、パスワードを紛失した場合
まれにMinecraftイメージをインストール後、rootパスワードがわからない場合は新しいパスワードを生成することで解決できます。
ワンポイント
マインクラフトマネージャーのパスワードを忘れた場合でも使える対処法です。
VPS管理のVPSパネルからコンソールへ入ります。
プロンプトが表示されますので、「htpasswd /opt/minecraft/manager/.htpasswd root」と入力しエンターキーを入力します。New passwordと聞かれますので、パスワードを入力します。
入力中は何も表示されませんがキー入力は受け付けられています。Re-Typeと聞かれましたら同じパスワードを入力してください。
これでパスワードの再設定が完了しましたので、再度VPSパネルのマインクラフトマネージャーをクリックしてください。
マインクラフトマネージャーにログインできました。
Xserver VPSは2023年2月現在、最新バージョンは1.19.3となっています。
万が一バージョンが1.19.2の場合、今後は1.19.3が主流になると思われますので、上げてしまいましょう。本記事では「1.19.3」の場合で説明していきます。
ゲームモードを変更できます。「クリエイティブモード」「アドベンチャーモード」が選べます。
難易度は「ピースフル」「ノーマル」「ハード」から選べます。
ホワイトリストタブでは特定の人だけを招待(接続)することができます。これを設定するとリストに登録のない人は接続ができなくなります。
オペレーター権限を追加したいユーザーを登録できます。
マインクラフトの世界をバックアップできます。デフォルトでは無効になっていますので、自動バックアップをするか定期的に手動バックアップを実施しておくと良いですね。
マインクラフトの世界へ接続する
Xserver VPSで配布されているIPアドレスを招待したい知人などへ連絡します。
パソコンからマインクラフトを起動し「マルチプレイ」をクリックします。マインクラフトのバージョンはXserver VPSで設定しているバージョンと合わせます。
「サーバー追加」をクリックします。
サーバー名にお好きな名前(画像ではExample)を入力し、サーバーアドレスにXserver VPSに配布されているIPアドレスを入力します。入力が終わったら「完了」をクリックします。
「サーバーに接続」をクリックします。
以上でXserver VPSの申し込みからマイクラサーバーの立て方までをご紹介しました。
次からはMODで遊ぶための設定へと続きます。こちらが本編ですね(笑)
Xserver VPSで立てたマイクラサーバーをMODサーバーとして動かす【1.19.3以上対応】
MODで遊ぶためにはPC側とサーバー側で同じバージョンのMODを準備しておく必要があります。
ここでは重要となるサーバー側(Xserver VPS)の設定をご紹介していきます。
あると便利なもの
- Tera Term:動作が軽くコマンドコピペも簡単
- WinSCP:ファイル転送ツール
【!超重要!】:Xserver VPSでマイクラのMODを使う場合
Xserver VPSの仕様なのかは分かりませんが、黄昏の森(トワイライトフォレスト)のMODで遊ぶ場合、VPS管理パネルのマインクラフトマネージャーでマインクラフトサーバーを停止させる必要があります。
停止しておかないとMODを適用する際のコマンド「sh run.sh」が停止して設定が完了できません。
Tera Termをインストール【Macの場合はVPS管理パネルのコンソールでOK】
Xserver VPSのコンソールをクリックすればUbuntuのコンソール画面が表示されるので不要と思うかもしれません。
Tera TermはLinuxのコマンド入力にとても適しているエンジニアご用達のアプリでもあります。ぜひ挑戦してみてください。僕自身仕事で愛用してます(笑)
ちなみにVPSにインストールするのではなく、お使いのWindowsパソコンにインストールします。
ただMacはTera Termが使えないので引き続きVPS管理パネルから起動できる「コンソール」を利用すればOK!Windowsを使ってる人も「Tera Termは不要かな」って思えばコンソールで問題なしです。
Tera Termの公式サイトからアプリをインストールします。
tera-term-4.106.exeをクリックします。
自動でダウンロードが始まらない場合はファイル名をクリックします。
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックするとインストールが開始されます。基本すべてそのままでOKです。
インストールが完了しました。「今すぐTera Termを実行する」をクリックします。
接続画面が表示されますので、「ホスト」にVPSパネルに表示されているIPアドレスを入力し、サービスに「SSH」を選びます。最後に「OK」をクリックします。
警告が出ますが「続行」をクリックします。
ユーザ名に「root」、パスフレーズに「rootパスワード」を入力し、「OK」をクリックします。
VPS(Ubuntu)にログインすることができました!
以上で作業準備が整いました。
Javaのバージョンを確認する
Javaのバージョンはマイクラで動かすMODが必要としているバージョンをインストール必要があります。
Tera Term上(またはコンソール上)で下記のコマンドを入力します。
java -version
図のように17.0.5と表示されていればJavaをインストールは不要です。
もし17.0.5より低い場合は下記のコマンドを入力してJavaをインストールして下さい。
apt install openjdk-17-jdk -y
Javaのインストールは1分ほどで完了します。
インストールが終わりましたら再度バージョンを確認しましょう。
ディレクトリを作成する
下記のコマンドを入力(コピペ)してディレクトリ(フォルダー)を作成します。
mkdir /usr/games/minecraft && cd $_
ディレクトリが作成され、該当のディレクトリに移動していることが分かります。
ファイル転送ツール「WinSCP」を準備する
WinSCPを以下のURLからダウンロードしてインストールします。
https://winscp.net/eng/download.php
WinSCP公式サイトに移動しますので、画面下にあるダウンロードボタンをクリックします。
ダウンロードしたWinSCPのセットアップファイルをダブルクリックしてWinSCPをインストールします。画面に従っていくだけで簡単にインストールできます。
「許諾」をクリックします。以降は図のように真似をすればOKです。
標準的なインストールを選択
コマンダーを選択
インストールボタンをクリック
完了をクリックしてインストール完了
WinSCPが起動しますので、下記を入力し「ログイン」しましょう。
- 転送プロトコル:SFTP
- ホスト名:VPSのIPアドレス
- ユーザ名:root
- パスワード:VPS作成時に入力したrootパスワード
「不明なサーバーに~~」という警告メッセージが出ますが「はい」をクリックして続行します。以降は出ません。
WinSCP(左のウィンドウがパソコン)とVPS(右のウィンドウがXserver VPS)が接続されました。
現状、Tera TermとWinSCPが起動したままになっていると思いますがそのままの状態にしておいてください。
万一接続が切れてしまった場合は再度接続しなおせば問題ありません。
WinSCPでディレクトリを移動する
WinSCPで/usr/games/minecraftのディレクトリを開きます。
赤枠のディレクトリをダブルクリックします。
usrをダブルクリックします。
gamesをダブルクリックします。
minecraftをダブルクリックします。
下図のようになればOKです。
/usr/games/minecraft/のディレクトリに移動していることがわかります。
MODの入手
MODサーバーは沢山ありますが、今回はThe Twilight Forest(黄昏の森)を例に進めて行きます。
黄昏の森を配布しているページへ移動します。
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/the-twilight-forest/files/4393694
以下のページが開きますので、オレンジ色のInstallボタンの右あるアイコンをクリックします。「Donwload file」と表示されますので、クリックしファイルを入手します。
ファイルが入手できました。
Forgeの入手
黄昏の森を遊ぶ場合、Forgeは安定板ではなく最新版を導入します。
後ほど説明する影シェーダー(影MOD)のOptFineを使う場合は「Download Latest 」(記事作成時は1.19.3 - 44.1.17)をダウンロードします。
https://files.minecraftforge.net/net/minecraftforge/forge/index_1.19.3.html
最新版(Latest)のForgeのインストーラーをダウンロードします。Recommended(推奨の意味ですが‥)は使いません。
以降実際にダウンロードしたForgeのバージョンが記事と違う場合がありますが、バージョンは無視して全く問題ありません!
SKIPをクリックします。
ダウンロードしたForgeファイルをダブルクリックします。
Install Serverを選びます。
赤文字のメッセージはインストールフォルダの場所を設定できます。新しいフォルダを作ってそこをインストール場所として選ぶと次の手順がわかりやすくなります。
インストールが開始されます。
インストール完了。OKをクリックします。
新規フォルダへインストールしたファイルをXserver VPSへ移動します。必要なファイルとフォルダは図のとおりです。「run.bat」は不要です。
さらにダウンロードした黄昏の森のデータファイルを「新規フォルダ」へ移動します。
WinSCPの右側に先ほどインストールした4つのファイルとフォルダをドラッグアンドドロップで移動します。
ポップアップが表示されるので「OK」をクリックします。
ファイルのアップロードが始まります。
データの転送が完了しました。
Forgeにrun.shがない場合のForgeサーバー版のインストール方法
少し古いバージョンでマイクラサーバーにForgeをインストールしたい場合「run.sh」がないバージョンがあります。
run.shの目的はサーバーに置いたファイルを自動でインストールしてくれるファイルなので手動で行えばOKです。手順は以下のとおり。
バージョン1.12.2の場合で説明します。
ダウンロードしたForgeファイルをダブルクリックします。画像は1.19.3ですが無視してください。
Install Serverを選びます。
赤文字のメッセージはインストールフォルダの場所を設定できます。新しいフォルダを作ってそこをインストール場所として選ぶと次の手順がわかりやすくなります。
インストールが開始されます。
インストール完了。OKをクリックします。
図のように1つのフォルダと2つのファイルが作成されます。
forge-1.12.2-14.23.5.2860.jarファイルをダブルクリックすると下の図のようにファイルとフォルダが増えますので、eula.txtをダブルクリックして開きます。
数字の部分はバージョン・リリースバージョンなので変わりますので気にしなくてOK。
中身が開きますので「false」と書かれている部分を…
「true」に書き換えます。
minecraft_server.1.12.2.jarというファイルをダブルクリックして起動します。
数字の部分はバージョン・リリースバージョンなので変わりますので気にしなくてOK
Minecraft serverという画面が開きます。ファイルが展開されていきますので、赤線部分の「Done!」が表示されればOKです。左上の「×」ボタンを押して閉じてください。
MODを動かすための準備ができましたので、ここにあるファイルとフォルダをすべてXserver VPSのサーバーへ転送します。
このとき「forge~~.jar」「minecraft_server~~.jar」ファイルは転送しなくてOK
サーバーへのForgeのインストールはこれで完了です。あとは「mods」と書かれているフォルダへmodファイルを転送しましょう。
黄昏の森バージョン1.12.2を遊ぶ場合、modsフォルダに以下のようにファイルが置かれていればOK。
ファイルを置くときは、/usr/games/minecraft/mods/に移動することをお忘れなく。
手動でサーバー版のForgeインストールしたときは次の「ForgeをインストールしてMODが使える状態にする」の手順は不要です。
ForgeをインストールしてMODが使える状態にする
Tera Termにもどり下記のコマンドを実行してMODを動かしてみます。緊張の一瞬です。
sh run.sh
Eula(ユーラと読む)の読み込みに失敗しましたというメッセージが表示されました。
実は一度sh run.shを起動しないと起動に必要なファイル(eula.txtなど)が生成されないので一度ファイルを起動させています。
Eula(End User License Agreements:エンドユーザーライセンスアグリーメント)は使用許諾の意味です。これに同意してからもう一度MODを実行すればOKです。
WinSCPのXserver VPS側の画面を更新し、eula.txtをダブルクリックして開きます。
falseをtrueと書き直します。
書き換えを終えましたらファイルを保存します。
黄昏の森のMODファイル(twilightforest~~)を「mods」ディレクトリに移動します。
ファイルが移動できました。
ディレクトリは/usr/games/minecraft/mods/に移動しています。
Tera Termから再度MODを起動してみましょう。
sh run.sh
Done!と表示されましたらMODの導入は成功です!!
Done!の表示まではおよそ3分かかりますので、ドキドキするときですが待ちましょう。
Xserver VPSで黄昏の森1.19.3でエラーが発生した場合
本記事と同じ黄昏の森1.19.3のマイクラのマルチサーバーを使ってMODを起動した場合以下のエラー画面が出た場合…。
上記のようなエラーが発生した場合、VPS管理パネルのマインクラフトマネージャーでマインクラフトサーバーを停止させる必要があります。
停止しておかないとMODを適用する際のコマンド「sh run.sh」が停止して設定が完了できません。
パソコンでMODサーバーで遊ぶための準備
MODサーバーを無事に立てることができましたらパソコンにも同じMODを置く必要があります。
以降、実際にダウンロードしたForgeのバージョンが記事と違う場合がありますが、バージョンは無視して全く問題ありません!
Forgeをインストールします。パソコンにインストールするので、Install clientを選びます。インストール先は変更しないでください。
インストール中
インストールが完了しました。
MODをmodsフォルダへ置きます。
C:\Users\UserID\AppData\Roaming\.minecraftへフォルダを移動します。
UserIDはアカウント名を示しています。
modsをダブルクリックします。
modsフォルダにMODファイル(黄昏の森)を置きます。
Minecraftを起動します。プレイボタンの左側に「forge」が表示されていることを確認し「プレイ」をクリックします。
警告メッセージがでます。「プレイ」をクリックします。
プレイスタイルを選びます。今回は「マルチプレイ」を選びます。
サーバーを選択し「サーバーに接続」をクリックします。
MODサーバーへ降り立つことができました!
黄昏の森への行き方は「2×2の池」を作り、その周りに「12本の生花」を並べ、ダイヤを池に放り投げます。
こちらの動画が参考になりましたので、これから始めてみようと思う方はご参考にしてみてください。
新しい遊びが無限に広がるマイクラ。MODにハマる理由がわかりますね。
新たなMODで遊びたい場合はVPSとパソコンの両方のmodsフォルダに遊びたいMODを置いていくだけです。
そのとき、VPSのバージョンやMODのバージョンに注意してください。バージョンはそろえる!ということを覚えておけばOK。
MODで無限に遊べる!これこそがマイクラ最大の魅力です。
参考情報
ちなみにTera Term上ではマイクラのマルチサーバーへログインすると誰が入ってきたか確認ができます。
Tera TermやWinSCPは不要ですので、終了して問題ありません。
サーバーは基本停止させる必要はありませんが、マイクラサーバーを停止したい場合は、「stop」とコマンドを入力すればOKです。
MODサーバーを起動する場合は「sh run.sh」停止する場合は「stop」と覚えておきましょう。
影MOD(シェーダーパック)でテンション爆上げ
ここを読んで頂けているならMODを入れることに成功してると思います。
マイクラではフィールドだけでなく見た目を変えるようなMODもあります。まず手を出してみたいMODはリアルな画面を楽しむ「影MOD」ではないでしょうか。
今回は影MODを楽しむ簡単な方法をご案内します。
OptFineをインストール
まずは影MODの本体とも言えるツール「OptFine」をインストールします。
以下へアクセスします。
https://optifine.net/downloads
アクセスできましたらXserver VPSにインストールしているマイクラのバージョンを選び「Download」ボタンをクリックします。
OptFineとForgeを両立させる場合はForgeのバージョンとOptFineのバージョンを合わせる必要があります。本記事の場合Forgeは44.1.17をインストールしているので、OptFineHD U l2 pre 5をダウンロードします。
サイトが移動しますので「Skip」をクリックします。
Downloadボタンをクリックします。
ダウンロードが完了しました。ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
「Install」をクリックします。
インストール完了
SEUS Renewed(影を描画するツール)をダウンロードする
影を描画するためのツールをダウンロードします。
今回は有名どころの「SEUS Renewed」を使います。
https://www.sonicether.com/seus/#downloads
DOWNLOADボタンをクリックします。
EULAにチェックを入れてから「DOWNLOAD」ボタンをクリックします。
ツールがダウンロードできました。zipファイルは開かなくてOKです。
.minecraftフォルダに移動します。ユーザIDはあなたのログインユーザー名です。
c:\Users\ユーザID\AppData\Roaming\.minecraft
shaderpacksフォルダに移動します。
shaderpacksフォルダがない場合は「.minecraftフォルダー」に新規作成すればOKです。
ダウンロードしたzipファイルをshaderpacksフォルダーへ移動します。
以降新しい影MODツール(zipファイル)をダウンロードした場合はshaderpacksフォルダーへ置けばOKです。
シェーダー(影)設定をする
マイクラを起動します。OptFineが選択されていることを確認してから「プレイ」ボタンをクリックします。
「設定」をクリックします。
「ビデオ設定」をクリックします。
「シェーダーの詳細設定」をクリックします。
グラフィックスは「最高設定!」以外を選んでください。
SEUS-Renewd-v1.0.1.zipを選び完了をクリックします。
後はマルチプレイを選んでゲームを開始しましょう!世界がガラッと変わって驚くはずですよ。
影MODを使って黄昏の森で遊ぶ場合はOptFineを選んで(シングルプレイ・マルチプレイ)を選べばOKです!
水中もご覧のとおり。
世界が超キレイになりました!
夕焼けもすごい…
星空も最高
影MODのインストールまとめ
- インストール済みのマイクラバージョンに合わせたOptFineをインストール
- OptFineに対応した影MODツール(zipファイル)をダウンロード
- .minecraft\shaderpacksフォルダーにダウンロードした影MODツールを置く
世界がキレイすぎてビビりますよ。ぜひあなたもこのすごさを体感してみてください!
VPSサーバーのセキュリティ強化を実施する
Xserver VPSは仕様上接続許可ポートはONにしておき、VPS上で通信制御を行います。
現状では外部から接続し放題なので攻撃対象となりやすいSSH接続とFTP接続を遮断する設定が必要です。以下のコマンドを1行ずつ入力します。
command ufw enable ←ファイアウォールを有効化 ufw default allow ←初期値が全通信が拒否の設定なので全通信を許可へ変更 ufw deny 22 ←SSH通信を拒否 ufw deny 23 ←FTP通信を拒否 ufw reload ←ファイアウォール設定を再読み込み
最後に下記のコマンドを入力して22と23の設定が出来ていることを確認して終了です。
command
ufw status
注意点としては上記の設定を実施することでTera Termなどの外部アプリからのSSH接続やWinSCPなどの外部アプリからFTP接続ができなくなります。
必要に応じてVPS管理画面のコンソールから直接VPSへ入りufwの設定を削除する必要があります。下記は22番と23番をufwから削除する方法です。
command
ufw delete deny 22
ufw delete deny 23
ufw status
ufw reload
PC版のMinecraftを購入する方法
PC版のマイクラを購入する方法をご紹介します。
マイクラの公式サイトへ入ります。
https://www.minecraft.net/ja-jp
公式サイトへ入りましたら「MINECRAFTを購入」ボタンをクリックします。
パソコンを選択します。
お好きなエディションを選び「購入」をクリックします。
ログインをします。
マイクラの購入にはMicrosoftアカウントが必要ですので、持っていない場合は無料でサインアップ!をクリックして作成しましょう。
サインインをします。
パスワードを入力し「サインイン」をクリックします。
維持するかどうかを決めましょう。迷いましたら「いいえ」で構いません。
支払い方法を選び「購入」をクリックします。
「Paypal」「クレジットカード」が使えます。
購入が完了するとダウンロードボタンが表示されますのでクリックします。
「ライセンス条項」に同意し「インストール」をクリックします。
インストール中
インストールが完了しました。
ログイン方法を選びます。MICROSOFTアカウントを持っていればそちらでログインしてもOKです。
ログイン完了。
ランチャー画面が表示されれば準備完了です。下記の画面はforgeとMODをインストールしたときのランチャー画面です。
Xserver VPSでマイクラサーバーを立てる方法:まとめ
Xserver VPSの登場でエックスサーバーでもマイクラサーバーを立てることができるようになりました。
マインクラフトマネージャーにログインするときのパスワード紛失してしまった場合の対処法も掲載してありますので、ご参考ください。
Minecraftには統合版とJava版の2種類があります。
- 統合版はMODが使えないがゲーム機に関係なくみんなで遊べます。
- Java版はWindows、Mac、Linuxユーザー同士しか遊べませんがMODを使っていろいろな遊び方ができます。
友人、知人が多くどちらも使いたい場合は遊び分けもできます。おもに3ステップで切り替えができます。
- 統合版のマイクラサーバーを立ち上げイメージを保存
- Java版でマイクラサーバーを立ち上げイメージを保存
- 以降はイメージの復元で統合版・Java版を切り替える
少し手間に感じますが、ひと昔前ならコマンドを打ちまくって切り替えることを考えるとワンクリックで切り替えができ、数秒で作業も完了。これに驚きです。
これまではXserverでマイクラのマルチサーバーを立てたかったけど「どうも出来ないらしいのでXserver以外のVPSでマイクラサーバーを立てよう」という人が多かったです。
これからはXserver VPSを使えば誰でもマイクラサーバーがワンクリックで簡単に立てられるようになります。もっと言うと申し込んでサーバーにアクセスすればマルチプレイで遊べます。
MODの導入を行うとサーバーが重くなることがありましたが、Xserver VPSではそのようなことがありませんでした。かなりサクサクと動きます。
マイクラのマルチサーバーJava版ではMODを使って遊ぶこともできます。さらに楽しくハマれること間違いなし!