Terraria(テラリア)はマルチサーバーを立てて複数人とのプレイが可能です。
マルチプレイをする方法は大きく2つ。
- Steamのマルチ機能を使う
- VPS(レンタルサーバ)を立てる
どちらもメリットデメリットあり。
メリット | デメリット | |
Steamのマルチ機能 | 設定も簡単 無料 |
ホストが落ちると使い物にならない ホストとなるPCは高性能が求められる |
VPS | 高性能で管理も簡単 高性能なのでゲームが快適 |
有料 |
Steamのマルチ機能を使えば無料でオンラインプレイが出来ますが、ホストとなるパソコンに高負荷がかかります。さらにホストが落ちると全員が落ちるので、あまりサーバーとして機能を期待しない方が良いです。
VPSは有料にはなりますが、無料とは段違いの恩恵が受けられます。いつでも遊ぶことができますし、ラグが生じることがほぼありません。
この記事では少しでも快適にオンラインプレイができるVPSに的を絞りマルチサーバーを立てる方法をご紹介します。
今回紹介する方法はXserver VPSが提供している「テンプレート」という「サーバーのもと」を使った新たな手法を使います。
VPSの設定は難しそうで「自分には無理」と感じるかもしれませんが、この記事を真似ればサクッとマルチサーバーが立てられます。
この記事を書いている人
- はや@ENGI WORKS運営者
- Web/VPS/ネットワークエンジニア
- 座右の銘は百戦百勝
【Xserver VPS】Terraria(テラリア)のマルチサーバーの立て方【簡単な流れと選ぶべきプラン】
Terraria(テラリア)のマルチサーバーを立てる流れは以下のとおり。すべて本記事でわかります。時間にして10分~20分ぐらいでTerraria専用マルチサーバーが立てられます。
- Xserver VPSを申し込む
- 接続許可ポートを設定
- サーバー情報の入手
- Terrariaを起動してサーバーに接続
- 遊ぶ!
Xserver VPSの料金プラン
月額料金は1ヶ月、12ヶ月、24ヵ月、36ヶ月の4パターンから選べます。長期利用を考えているなら1ヶ月契約よりも12ヶ月以上で契約することで大幅な割引を受けることができます。
プランは6種類と幅広く用意されています。1か月契約の料金。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 1,150円 | 2,200円 | 4,400円 | 9,750円 | 22,100円 | 44,200円 |
12カ月契約以上でグンと料金が下がります。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 900円 | 1,800円 | 3,600円 | 7,800円 | 19,500円 | 39,000円 |
24ヵ月契約の場合
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 870円 | 1,750円 | 3,400円 | 7,500円 | 19,000円 | 38,500円 |
36ヶ月契約の場合
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 830円 | 1,700円 | 3,201円 | 7,200円 | 18,500円 | 38,000円 |
まずは短期間でTerrariaのマルチサーバーがどんなものなのかを試してみたいなら1ヶ月契約で様子をみていくのもアリ。最低利用期間がないので1か月だけ遊ぶ、という使い方ができます。
Terrariaは2GBプランから遊べますが、人数が多くなるほどサーバーへの負荷は高まります。Terrariaは最大256人まで遊べますので人数が増えて重く感じましたら上位プランを検討しましょう。
プランは後からアップグレードができますので、まずは2GBプランでも良いかも知れませんね。
もし遊んでみて「モッサリしてそうだな~」「動きが鈍いな」「ディスク容量がたりないかも…。」と感じたら4GBプラン、8GBプランなど上位プランにしても遅くはありません。
料金の発生はいつ?
Xserver VPSでは、毎月15日を基準に申し込み月の料金の計算方法が変わります。料金を支払う前に「お支払い詳細」にて確認できます。
基本的には申し込み月は日割り計算となり、本契約は次月からと理解しておいて問題はありません。
2023年1/5~1/15までに申し込んだ場合
1カ月契約の場合、1/5から1/31までの日割り料金となり、有効期限は「2023年1/31」となります。
12カ月契約の場合、1/5から1/31までの期間は日割り料金となり、有効期限は「2023年12/31」となります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
2023/1/16~1/31までに申し込んだ場合
1カ月契約を1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2/28(1カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2023/2/28」になります。
12カ月契約を2023/1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2024/1/31(12カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2024/1/31」になります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
自分がいつから日割り計算になるか(上図の画面)は支払い方法の選択前で簡単に確認ができますので、安心して申し込み画面を進めることができますよ。
他社のVPSと比べてXserver VPSの性能はどう?
Xserver VPSはレンタルサーバーの老舗であり運用ノウハウは桁違い。選んで失敗なし。Xserver VPSは最上級クラスの設備を使っていることでも有名。
ベンチマークを実際に行い性能に嘘はないことも確認しています。
性能が気になる場合は実際にVPS3社の料金プランや最速級と呼ばれているVPSとの処理性能を比較した記事がありますので、そちらをご覧になってXserver VPSを使うか判断してみてはいかがでしょうか。
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Xserver VPSを他社と比較【他社VPSよりも何がスゴイ?】
続きを見る
Xserver VPSにTerrariaのマルチサーバーを立てる【本編】
実際にXserver VPSの申し込み方法からTerraria(テラリア)のマルチサーバーにログインするまでを画像を用いて詳しくご紹介していきます。
Xserver VPSを申し込む
Xserver VPSの公式サイトへ入りましょう。以下のリンクから移動できます。
新規お申込みを選ぶ
初めてXserverのサービスを利用する場合は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
すでにアカウントをお持ちの場合は「ログイン」をクリックしログインするとVPSの申し込み画面へ移動することができます。
会員登録を実施
お客様情報の入力をします。入力完了後画面一番下にある「次へ進む」をクリックします。
登録したメールアドレスへ「メールアドレス確認」が送られてきますので、認証コード(確認コード)をメモします。スマホのメールアドレスの場合はスマホでメールを確認しましょう。
確認コードを入力し「次へ進む」をクリックします。
入力内容を確認し「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。
VPSの申し込み
プラン・契約期間・利用したいサーバー・イメージを選びます。選択完了後「お申込内容を確認する」をクリックします。
申し込み情報を入力します。矢印の順に進めて行くとわかりやすく設定ができます。ちなみに「サーバー名」が必須になっていますが、いじる必要はありません。
- プラン:2GBプラン~でOK
- 契約期間:1か月、12か月、24か月、36か月(長いほどお得!)
- イメージタイプ:アプリケーション「Terraria」
- rootパスワード:英数字記号を2文字混ぜた9文字以上
申し込み内容を確認し「お支払いへ進む」をクリックします。
支払い方法を選択する
支払方法尾はクレジットカード払いと後払いが選べます。ご都合が良い方を選びましょう。
カード情報を選んだ場合、カード番号情報を入力し「確認画面へ進む」をクリックします。
「支払いをする」をクリックします。
申し込み完了!
下記の画面が確認できましたらXserver VPSの申し込みは完了です。3分~5分ほどで完了できました。
申込が完了するとサーバー設定が開始されます。体感で10分ほどで設定が完了します。
設定完了後の画面
利用期限が表示されればVPSの利用準備は整ったことを示しています。
接続許可ポートを設定
MT4をリモートデスクトップ接続を使って動かすこと、VPSにSSH接続を行うため、接続許可ポートを設定します。
リモートデスクトップ接続をおこなうので、全ポートを解放する必要があります。
VPS管理のVPSパネルで「接続許可ポート」の項目にある「変更」をクリックします。
「全て許可」の「ONにする」にチェックを入れます。設定後「接続許可ポートを設定する」ボタンをクリックします。
全て許可になりました。
VPSにコンソール接続をする
Xserver VPSで作ったTerrariaのマルチサーバーに接続するためのIPアドレス・パスワードを入手する必要があり、コンソールへ接続をします。
もし稼働中以外の場合は「電源操作」をクリックし「起動」をクリックすればOKです。
コンソール画面が表示されたら以下の情報を使ってログインします。
- login:root
- Password:Xserver VPSに申し込んだときに設定したrootパスワード
ログインが出来たら赤枠で表示している部分のメモを取ります。World Rebuild Scriptはワールドの広さや、難易度、プレイ人数の変更などで利用します。
以上でXserver VPSを使ったTerrariaのマルチサーバーの立て方の説明は終わりです。
StermでTerrariaを起動してマルチサーバーへ入る方法
Xserver VPSで立てたTerrariaのマルチサーバーへ入る方法を説明します。
Terrariaのタイトル画面が表示されたら「Multiplayer」をクリックします。
「Join via IP」をクリックします。
プレイキャラクターを選びます。
Journeyではマルチプレイできません。Journey以外を選びます。
Xserver VPSのIPアドレス(メモをとったIPアドレス)を入力し「Accept」をクリックします。
「Enter Server Port」に「7777」を入力し「Accept」をクリックします。
Terrariaのマルチサーバーの世界へ入れました!左下にメッセージが表示されていればマルチサーバーへアクセスできています。
Terrariaの日本語化
Steam版Terrariaでは日本語表示がないため自分で追加する必要があります。
日本語化はSteamからできますので手順を説明します。
Steamを起動しTerrariaを選びます。歯車アイコンをクリックして「プロパティ」をクリックします。
ワークショップを選び「ワークショップを訪問」をクリックします。
Terrariaのワークショップに移動できました。検索ウィンドウへ「TrjpMod」と入力し検索します。
「日本語化」が表示されますので、お好きな方を選びましょう。記事では固有名詞も日本語化する方を選んでいます。「+」をクリックします。
Terrariaを起動し「Workshop」をクリックします。
「Use Resource Packs」をクリックします。
「赤いボタン」をEnableとは「有効にする」という意味の英語です。
右側に移動できれば日本語化は完了です。
日本語化できました。見やすい!
Terrariaのワールドの再生成方法
Terrariaのマルチサーバーでは下記の設定ができます。設定するときは設定したい項目の数字を入力します。WORLD SIZEでMediumを選ぶ場合は「2」を入力しエンターキー。
設定項目 | 設定内容 |
WORLD SIZE | ワールドサイズを変更できます。 大きくなるにつれてワールドの生成に時間がかかるようになります。 Small・Medium・Largeから選べます。 |
DIFFICULTY | 難易度を変更できます。 Normal・Expertから選べます。 |
MAX PLAYERS | ワールドに参加するユーザーの最大人数を設定できます。 1~256人が選べます。多いほどサーバー負荷がかかるので注意 |
SETTINGS | 設定した内容の確認が行われます。 「y」を入力するとワールドの再生成が始まります。 「n」を入力すると設定をやり直せます。 |
設定反映が開始されるとログがズラズラ!と流れます。一番左に進捗度(%)が表示されます。100%になりWORLD REBUILD COMPLETEが表示されれば設定完了です。
【Xserver VPS】Terrariaのマルチサーバーの立て方:まとめ
Xserver VPSを使ったTerraria(テラリア)のマルチサーバーの立て方をまとめました。
Xserver VPSはアプリイメージが用意されているので、申し込むだけでTerrariaのマルチサーバーが立てられます。まさにワンクリック設定。
Terrariaのマルチサーバー自体は2種類の方法で立てることができます。どちらもメリットデメリットあり。
メリット | デメリット | |
Steamのマルチ機能 | 設定も簡単 無料 |
ホストが落ちると使い物にならない ホストとなるPCは高性能が求められる |
VPS | 高性能で管理も簡単 高性能なのでゲームが快適 |
有料 |
Steamのマルチ機能を使えば無料でオンラインプレイが出来ますが、ホストとなるパソコンに高負荷がかかります。さらにホストが落ちると全員が落ちるので、あまりサーバーとして機能を期待しない方が良いです。
VPSは有料にはなりますが、無料とは段違いの恩恵が受けられます。いつでも遊ぶことができますし、ラグが生じることがほぼありません。
Terrariaは今もアップデートが行われている人気のゲームです。みんなで遊ぶと一層楽しさがふかまりますよ。