Xserver VPSのWindows版VPSを使ってFX向けMT4/MT5をVPSと呼ばれるサーバーにインストールする手順を徹底解説。
Xserver VPSのWindows版VPSを使ってMT4(またはMT5)を使いたいならこの記事をマネするだけで簡単に設定ができます!
VPSはWindowsなので設定も簡単!超安定、動作サクサク、MT4の動きも軽くて最高。選んで間違いありません。
この記事では、Xserver for WindowsのVPSは申し込みはもちろん、MT4/MT5のインストール方法を可能な限り細かく解説していますので、迷うことなくMT4の運用が可能。
それでは、さっそくXserver VPSのWindows版VPSの申込からMT4の設定方法までの手順を徹底解説します。
FX運用の90%以上の人がPCでの運用ではなく、VPSでの運用を始めています。間違いはないですよ。
もし、何かわからないことがあればお気軽に質問してくださいね!記事の一番下のコメント機能からお待ちしています。
この記事の監修者
- はや@ENGI WORKS運営責任者
- CRYPTO WORKING運営
- ネットワーク/VPSエンジニア
- 本記事へのご質問・ご要望はこちらからお気軽にどうぞ
-
-
【VPS設定代行】FX自動売買ソフトをLinux版VPSにインストールします!【MT4データ引っ越しもお受けします】
続きを見る
【Xserver for Windows】FX向けMT4/MT5をVPSにインストールする【準備編】
Xserver for Windowsを申し込んでVPSにWindowsをインストールしMT4を運用できる状態にするには大きく4ステップ。手順は超シンプル。
実際は流れ作業になるので思った以上に簡単に進めることができます。体感的には10分~20分ぐらいでMT4/MT5の運用まで行ける内容です。
- Xserver for Windowsを申し込む
- リモートデスクトップ接続を開始
- MT4/MT5をインストール
必要なもの
- パソコン
- スマホ
- FX口座(後から開設しても問題なし)
Xserver for Windowsの料金プラン
月額料金は1ヶ月、12ヶ月、24ヵ月、36ヶ月の4パターンから選べます。長期利用を考えているなら1ヶ月契約よりも12ヶ月以上で契約することで大幅に得をします。
プラン(性能)は6種類と幅広く用意。
1か月契約の料金(キャンペーン割引はなし)。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 2,200円 | 4,400円 | 8,800円 | 17,600円 | 35,200円 | 70,400円 |
12カ月契約以上で10% OFF。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 1,881円(10%OFF) |
3,762円(10%OFF) |
7,524円(10%OFF) |
15,048円(10%OFF) |
30,096円(10%OFF) |
60,192円(10%OFF) |
24ヵ月契約以上で20% OFF。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 1,628円(20%OFF) |
3,256円(20%OFF) |
6,512円(20%OFF) |
13,024円(20%OFF) |
26,048円(20%OFF) |
52,096円(20%OFF) |
36ヶ月契約以上で30% OFF。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 1,386円(30%OFF) |
2,773円(30%OFF) |
5,544円(30%OFF) |
11,088円(30%OFF) |
22,176円(30%OFF) |
44,352円(30%OFF) |
キャンペーンについての注意点
10/10までのキャンペーンですが、申し込みが一定数を超えると期限を待たずにキャンペーンが終わる傾向があります。利用を考えているのであればお早めに…。
まずは短期間でMT4の運用を試してみたいなら1ヶ月契約で様子をみていくのもアリ。最低利用期間がないので1か月だけ、という使い方ができます。
MT4/MT5を運用する数や、EAやインジケーターの稼働が多い場合おすすめプランは4GB、8GBプランです。
とはいえ…。プランは後からアップグレードができます。
-
-
【Xserver for Windows】プラン変更をする方法【注意事項5つ】
続きを見る
まずは2GBプランで始めて「モッサリしてそうだな~」「動きが鈍いな」「ディスク容量がたりなくなった…!」と感じてからでも遅くはありません。
プランを変更したからと言ってVPSを再設定する必要はありません。
料金の発生はいつ?
Xserver VPSでは、毎月15日を基準に申し込み月の料金の計算方法が変わります。料金を支払う前に「お支払い詳細」にて確認できます。
基本的には申し込み月は日割り計算となり、本契約は次月からと理解しておいて問題はありません。
2023年1/5~1/15までに申し込んだ場合
1カ月契約の場合、1/5から1/31までの日割り料金となり、有効期限は「2023年1/31」となります。
12カ月契約の場合、1/5から1/31までの期間は日割り料金となり、有効期限は「2023年12/31」となります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
2023/1/16~1/31までに申し込んだ場合
1カ月契約を1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2/28(1カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2023/2/28」になります。
12カ月契約を2023/1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2024/1/31(12カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2024/1/31」になります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
自分がいつから日割り計算になるか(上図の画面)は支払い方法の選択前で簡単に確認ができますので、安心して申し込み画面を進めることができますよ。
【Xserver for Windows】MT4/MT5をインストールする方法【本編】
実際にXserver for Windowsの申し込み方法からWindowsイメージの設定、MT4/MT5が動くまでを画像を用いて詳しくご紹介していきます。
ちなみにXserver for Windowsを選ぶべき理由は「OSトラブルがあった場合自分で作り直せるなど自由度がとても高いから」。
他社VPSだとOSの再構築が自分でできなかったり、Administrator権限が許可されていない場合があります。OSが壊れることはまれですが、これがあるとないとでは大違い!
VPSがなんらかの理由で動かなくなってしまった場合、Administrator権限がないとサポートへわざわざ連絡して対応してもらう必要あり。
Xserver for Windowsはこうしたトラブルにも自分で対応が出来るようOSの再構築やAdministrator権限が許可されています。初心者・IT上級者関係なく権限があるVPSを選ぶべき。
Xserver for Windowsを申し込む
Xserver for Windowsの公式サイトへ入りましょう。以下のリンクから移動できます。
赤いボタン(今すぐお申込み)をクリックします。
新規お申込みを選ぶ
初めてXserverのサービスを利用する場合は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
すでにアカウントをお持ちの場合は「ログイン」をクリックしログインするとVPSの申し込み画面へ移動することができます。
会員登録を実施
お客様情報の入力をします。入力完了後画面一番下にある「次へ進む」をクリックします。
登録したメールアドレスへ「メールアドレス確認」が送られてきますので、認証コード(確認コード)をメモします。スマホのメールアドレスの場合はスマホでメールを確認しましょう。
確認コードを入力し「次へ進む」をクリックします。
入力内容を確認し「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。
VPSの申し込み
ここがWindowsイメージのメインとも言える設定箇所になります。と言ってもプラン・契約期間・サーバーイメージを選ぶだけ。難しい設定はひとつもありません。
補足
OSイメージタイプはWindowsイメージ申し込み完了後でも変更ができます。ただしOSの再インストールには最大で60分ほどかかる場合があります。
申し込み情報を入力します。矢印の順に進めて行くとわかりやすく設定ができます。ちなみに「サーバー名」が必須になっていますが、いじる必要はありません。
- プラン:推奨は4GB以上(2GBももちろんOK)
- 契約期間:1か月、12か月、24か月、36か月から選択。長いほどお得
- イメージタイプ:Windows Server for Remote Desktop
- Administratorパスワード:英数字記号を2文字混ぜた9文字以上
リモートデスクトップ接続にはRDLというライセンス購入が必須になりWindowsでは当たり前となっています。通常ひとつのVPSに同時接続することはまずないので「1」でOKです。
申し込み内容を確認し「お支払いへ進む」をクリックします。
支払い方法を選択する
支払方法尾はクレジットカード払いと後払いが選べます。ご都合が良い方を選びましょう。
カード情報を選んだ場合、カード番号情報を入力し「確認画面へ進む」をクリックします。
「支払いをする」をクリックします。
申し込み完了!
下記の画面が確認できましたらXserver for Windowsの申し込みは完了です。3分~5分ほどで完了できますよ。
申込が完了するとサーバー設定が開始されます。
設定完了後の画面
プランが追加されたことを確認しましょう。下記の画像の場合3つ目にWindows用VPSの「WIN 2GB」が追加されています。VPS管理をクリックします。
Windowsは初期設定に時間がかかりますので少し待ちましょう。およそ20分で「稼働中」となります。
設定中(構築中が15分ほど表示される)
設定完了
接続許可ポートの確認
MT4をリモートデスクトップ接続(RDP接続とも言います)を使って動かすことや、VPSにSSH接続を行うため、接続許可ポートを設定します。
Windows VPSの場合初めから「全許可」になっていますが念のため確認しておきましょう。
なっていない場合「変更する」をクリックして「全て許可」の「ONにする」にチェックを入れます。設定後「接続許可ポートを設定する」ボタンをクリックします。
リモートデスクトップ接続だけならRDPの項目だけ「ON」にしてもOK!
全て許可になりました。
次にお使いのPCからリモートデスクトップ接続をVPSへ行います。
Xserver for Windowsの管理パネルの詳しい使い方はこちらもどうぞ。
-
-
Xserver for Windowsとは【使い方完全ガイド】
続きを見る
Xserver for Windowsでリモートデスクトップ接続する方法
Xserver for Windowsは、お使いのパソコンやスマホから遠隔操作(リモートデスクトップ接続)して使います。
パソコンやスマホの上でパソコンを動かすイメージ
VPSは基本的に操作するパソコン(スマホ)は選びません。
下記の4種類の方法でXserver for WindowsのVPSにリモートデスクトップ接続する方法をまとめていますので、併せてご覧ください。
-
-
【Xserver for Windows】リモートデスクトップをする方法
続きを見る
MT4/MT5をインストールする
さっそくリモートデスクトップ接続したWindowsへMT4をインストールしましょう。MT4/MT5のインストール方法はまったく同じですので、ここではMT4を例に説明していきます。
リモートデスクトップ上のGoogle Chromeをクリックしてブラウザを開きます。
すでに利用しているFXブローカーがあればそちらからMT4/MT5をダウンロードします。
ここでは一例にXMTradingを使ったインストール方法をご紹介しておきます。
https://www.xmtrading.com/jp/platforms
PC対応MT4をクリックします。
画面を下へスクロールすると「ダウンロード」のボタンが見えるのでクリックします。
ダウンロードしたインストーラーをクリックします。
インストーラーが起動しますので「次へ」をクリックします。
MT4/MT5のインストールが開始されます。
インストールが完了するとMT4/MT5が起動しますので、取引サーバーを選択します。
アカウント情報を入力し「完了」をクリックします。
以上でMT4/MT5のインストールと利用開始までの説明は終わりです。
Linux VPSで懸念事項だった「MQL5へのログイン」「通知機能について」
LinuxではWineというクッションの役割を果たすプログラムの上でWindowsアプリ(MT4/MT5)が動いています。
特にMT4については開発が終了していてMQL5へのログイン不具合や通知機能の不具合は改善されることがなくLinux VPSを使う場合のデメリットになっていました。
MT5ではLinuxを使ったVPS上でもMQL5へのログイン・通知機能は使えます。
Xserver for WindowsのWindowsイメージが登場したことでMT4を利用し「MQL5へのログイン」「通知機能」を重要視したい場合、問題なく使うことができるようになりました。
怖いものなしです!
MQL5へのログインと通知機能について動くことを確認していますので、ご参考にどうぞ。
MQL5へのログイン
MT4を起動し右上の吹き出しをクリックするとMQL5のログインボタンが表示されますので、ログインします。
ログインをするとセキュリティに関するメッセージが表示されますので「追加」をクリックします。これはWindows Server特有のメッセージなので見慣れないものですが、こちらを参考に進めてください。
「追加」をクリックします。
Webサイトに追加されました。「閉じる」をクリックします。
MQL5にログインできました。
通知機能を使う
スマホにもMT4をインストールすることでVPSで動いているMT4からの通知をスマホで受けることができる便利機能です。
MetaQuotes IDはスマホで表示されるものを入力します。テストをクリックすることでスマホへ通知テストを行うことが可能。
スマホから無事通知が届きました。
プッシュ通知
ログも貯まるので見返しやすいですね。
VPSサーバーのセキュリティを再設定
一通り設定が終わりましたら、リモートデスクトップ接続以外の通信はオフにしておきましょう。SSH接続はサーバーを乗っ取ろうとする悪意のあるユーザ0ーに真っ先に狙われやすいのでOFFにしておくことが重要です。
ここで言うセキュリティ設定はあくまでも外部からVPSへの接続を許可/拒否するもので、VPS内部で動いているものには影響ありません。
もしSSHで操作する必要が出てきた場合はVPS管理上から「ONにする」を選ぶことで操作可能になります。
MT4/MT5をXserver for Windowsで運用する理由【大きく2つ】
MT4/MT5をWindowsで動かす理由は大きく2つあります。
動作が軽快で安定性に優れている
ご存知のようにMT4/MT5(Meta Treader 4/Meta Treader 5)は24時間365日動かし続ける必要があります。
ですが、パソコンで動かし続けるにはリスクがとても高いです。
理由は「パソコンは24時間動かし続けるようには作られていない」ので、壊れやすい。
- 放置して気が付いたらMT4が固まっていた…。
- いざ動かそうとしたらパソコンが動かなくなった…。
値が大きく動くことは良くあることでEAが反応するにはMT4が動いていなければ話になりません。
手動で売買しようとパソコンを開いたら突然固まった。恐ろしいですよね。
Windows Serverは24時間365日動くことを想定しているソフトウェアですので、安定性がPC版のWindowsとは桁違いです。FX運用を考えているならなおさらのこと。
MT4である機能を使っている場合Windowsがベスト
Linux上でMT4を使う場合以下の2つが使えません。この「自分は2つの機能は絶対に必要!」ならXserver for Windowsは必須。
- MT4からMQL5にログインできない
- 通知機能が使えない
MQL5にログインできない不具合の解消
MQL5でEAやインジケーターを購入していた場合、MT4からMQL5へログインすることが必須ですが、Linuxではこれができず致命的なものになります。
MT4自体開発は終了しているので、Linuxで使ったときの不具合はもう解消されません。
Xserver for Windowsならこの不具合は回避できますのでMQL5にログインする必要があるならXserver for Windows Windows版の利用が必須です。
通知機能の不具合解消
こちらもMT4の開発が終了しているので、Linuxでの不具合が解消されることはありません。
Xserver for Windowsならこの不具合は回避できます。
-
-
【VPS設定代行】FX自動売買ソフトをLinux版VPSにインストールします!【MT4データ引っ越しもお受けします】
続きを見る
【Xserver for Windows】FX向けMT4/MT5をインストールする手順:まとめ
Xserver for WindowsのWindowsイメージの申し込み方法から、MT4/MT5のインストール手順について説明しました。
Windowsを使う最大の理由はなんといっても馴染みやすさ。これですね。
Windowsは仕事での利用、PCなど色々なところで使うOSです。
ちなみにXserver for WindowsのWindowsはWindows Serverが使われています。パソコン向けのWindowsではありません。
PC用のWindowsとは違い、Windows Serverは24時間365日動かすことを前提に開発されているOSです。
そのため24時間365日運用することがメインのMT4にとってWindows Serverは相性バツグン。
MT4は24時間動かしておくことが基本なので、それを前提としたVPSとOSを使うことで最大限チャンスを逃すことなくFXでの収益をさらに伸ばすことが期待できますよ。
安定したVPSで本番取引を行い、PC側でEAなどのテストを実施するという、拡張性の高い使い方も。一歩先を行くFXトレーダーになれますね…!
MT4の機能をフルに活用したいならXserver for Windowsは利用検討するまでもなく使うべきでしょう。
ちなみにすでにWindowsパソコンでMT4を運用している場合MT4のデータ移行手順を参考にMT4/MT5のデータを引き継いでください。そのままXserver for WindowsでMT4を使うことができます。
-
-
MT4のデータをVPSへ移動する方法【引っ越しが簡単】
続きを見る
-
-
【VPS設定代行】FX自動売買ソフトをLinux版VPSにインストールします!【MT4データ引っ越しもお受けします】
続きを見る